どれだけ心配かけたんだろう。
どれだけ辛い思いさせちゃったんだろう。
「桃香が事故に遭う前から、結婚したいって気持ちはあった。
大和と七海の結婚式から、学生でもって気持ちは強くなってた。
でも実際無理な話だってのも、頭の中でわかってたんだよ。でも…」
陸くんは穏やかに、優しく続けた。
「桃香の事故で、人生いつ何があるかわからないって、そう実感したんだ…」
人生、いつ何があるかわからない。
陸くんの言葉は、私の胸の奥深くに響いた。
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