「え…ここ…」 「うん。懐かしい?」 「うん…」 そこは、Kワールドの観覧車の前… そう…2人が付き合う前… 初めてデートした場所。 初めて、陸くんの気持ちを聞いて、 想いをぶつけられた場所。 初めて、甘い甘いキスをした… 大切な思い出の場所だった。 「乗ろう?」 そう手のひらを差し出してくれる陸くんの笑顔は、 あの頃よりも、大人っぽくて、輝いてて、 とってもとってもカッコ良かった。 素敵過ぎて、心臓がうるさく鳴り響いた。 「うん」 私は、陸くんの手のひらに手をそっと重ねた。