「あとね、君のご両親に反対された場合や、桃香自身が不安を感じるなら、 やっぱり君の卒業まで、結婚は待ってもらうからね…それでいいかな?」 「はい、もちろんです!」 俺は、お父さんの目を見てハッキリとそう言った。 学生の身分で、結婚したいなんて、 正直、無茶な願いだった。 でも受け入れてもらえた。 真剣な想いは通じて…わかってもらえた。 お父さんもお母さんも、お兄さんも笑ってくれてた。