信号すら、待ち遠しくて、うっとうしく感じる。

私も同じだから、恋してる気持ちわかるから、

1秒でも綾ちゃんの所に行きたかったの。



だから…注意出来なかった…


あっ…って思った時には、

目の前が真っ暗になってたんだ。



身体に何かすごい衝撃と、

キャーっていう誰かの悲鳴。



ただ…陸くんの顔が浮かんだ。


会いたかった。

無性に会いたかった。