それから…陸くんとの距離は…開くばかり。

避けられてるんだって…嫌でもわかるようになる。


でも何でか…心当たりがない。

喧嘩した訳でもないし…



あの気まずくなった前の日は何も変わらず、

いっぱい甘い時間を過ごして、

愛してるって交わし合って、

また明日ってわかれたのに…


どこが悪かったのか…全然わからなかった。


あれから、毎日柏木さんには会ってる。

心配だからって、優しい言葉に、
私も甘えてしまっている。

だって、またあんな思いしたくなくて…


本当は陸くんに傍に居てほしいのに…
陸くんは私の話を聞こうともしてない。

他に頼れる人がいなかったの。

でも…それが陸くんを苦しめてるなんて…

私…まったく気付いてなかったんだ。