「クリスマスプレゼント!」 そう言って、ピラピラした陸くんの右手には… お揃いのリング… 「高い指輪は無理だし、左手の結婚指輪はまだ無理だけど…ペアリングならって…」 「陸くん…」 「気に入ってもらえた?桃香のにはね、小さいけどピンクダイヤが入ってるんだよ?」 「うぅ~陸く~ん…」 「ん?かわいいなぁ…泣く程 嬉しいの?」 コクン、コクン。 声にならなくて大きくうなずいてみた。