かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~




なんかこれ…スカート短くない???

店員さんのメイドさんに案内されて、
更衣室とやらで着替えさせられて、

髪型とかまでそれっぽくセットされてしまった…


コレってめちゃくちゃ恥ずかしくないか???


久々のミニスカートに足元スースーしてるんだけど…


落ち着かない気分で、そわそわと


カフェに戻った、私とのんちゃん。



「おぉ~!!!」


なんか…男の子たちの歓声…???


「お姉さんたち、メッチャ似合ってますよ!」

「あ…ありがとう…」

「じゃあ、カップルさんは2人でどうぞ~!」


のんちゃんは呼ばれて、和馬くんの元へ行っちゃうし、

私、1人で恥ずかしいんだけど…


「どうします?どの執事がいいですか?」

「え?」

急に質問されて、当たりを見回す…

陸くん…いない?


「俺なんかどうですか?」

「いや、是非俺と!」

「いやいや、俺とお願いします!」


なんか…男の子たちの迫力に圧倒されちゃう…


「お前ら…がっつきすぎ!」

あ、陸くんの声!


振り返ったら、陸くんのひきつった顔。


あ…やっぱ…似合ってないからひいてる…?