かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~



「俺…和馬に二次会頼まれて、奥さんの友達って子に会ってビックリした」


みんなが誠くんの言葉に聞き入る。






桃香ちゃんも、綾子ちゃんもメッチャかわいいじゃん。
こんな子らと幹事なんて、ラッキーなんて思ってた。

すぐに、祐介の目当ては桃香ちゃんだって気付いて、

なるべく俺は綾子ちゃんとペアで行動する事にした。
祐介の恋が上手く行ったらいいなって単純な気持ちから…


でも一緒に行動してて、いろいろしゃべって…

綾子ちゃんに惹かれてる自分が居た。

メールは幹事の内容から世間話までするようになったし、

俺と居て、いつも楽しそうに笑っててくれる綾子ちゃんに癒されてた。


俺、いつの間にか…綾子ちゃんに惚れてた。

でも…俺には早苗がいる。


早苗との仲は冷めきってたけど、
でも簡単に切れなくて…

だから諦めなくちゃって思って…

綾子ちゃんも俺に好意を抱いてくれてるみたいだったから、
わざと2次会に早苗呼んで…会わせて…そしたら、

俺自身も忘れるしかないって諦めつくんじゃないかって思って…