その後、私は健吾に連れられて、健吾の家に行った。 変わってないあの部屋。 逃げるように家を出たのに… 私なんで…ここに戻ってきたんだろう? 私…また健吾とやり直すの? 産まれてくる赤ちゃんと…健吾と3人で? 陸くんの笑顔を浮かんで… 涙が溢れた。 でも陸くんはもう…私の彼じゃない… 陸くんには、七海ちゃんとの人生がある…。 私と赤ちゃんの人生を背負わせる訳にいかないし、 さすがにもう嫌われちゃったよね…。 自分は妊娠しといて、嫉妬に狂って怒って… 私、本当に最低だ…。