不思議の国のアイツ -暴走族総長純情伝-



「はぁ・・・もう、分かったから、腕が痛いから、引っ張らないで。」



私は、しょうがなく、コウとマイの家へ行くことにした。



「お母さん、ちょっと、出てくるからね。」



私は、玄関で靴をはきながら、家のどこかにいるはずの母親に声を掛ける。



「行ってらっしゃい。・・・遅くなってもいいからね。」



家のどこからか、母親の声が聞こえた。



「遅くならないわよ!」



私は、いい加減、母親の言葉に呆れながら、家を出て行った。



そして、コウと一緒にコウのバイクで、マイの家へと向かった。