一通り泣き終わると、





その子は嫌な顔ひとつせず




むしろ笑って言ってくれた。





「茜ちゃん・・はさ、笑ってた方が可愛いんだ。」




「・・・・え?」












---------ドキン








いきなり心が




きゅうっと締め付けられる。





「だから・・笑って?」






そう言ってハンカチを差し出したんだ。





それが---城戸 光多





アタシの初恋・・・・・・。