だるかった数学も終わり、
時刻は昼時。
お弁当。

「ねぇミィちゃん、」
「なーにー。」

屋上にて、
涼しくなってきた風を浴びつつ、
お弁当。
チャラ男…もとい、タクは
別につるんどるチャラ男組と一緒。
類は友を呼ぶんやな。
ええ迷惑やで。
ちなみにミィちゃん、言うてるこの子は
同じクラスの仲良い子。
マリちゃん。

「なんであんなタク君と仲ええのん?」
「ふ、ぐっ!?」

思わず玉子焼きを喉に詰まらせる。
いきなりこの子は何を言い出すねん。

「だ、大丈夫!?」
「げほっ、ま、まぁ。」

心配してるんかしてないんか
ようわからん声。
首をかしげて、可愛らしく
セミロングの髪が揺れる。