「ねぇ、マリカはなんでレオと付き合わないの?」

放課後の帰り道。

あたしは何気なく疑問だったコトを聞いてみた。

だって、遊びじゃなく本気でマリカと付き合いたいって、あのレオが言ってんのに、世界中探したって断る女なんていない気がするから。

「えー、だって別に好きじゃないし。友達としては好きだけど。タイプじゃないっていうの?確かにかっこいいとは思うけど、あたし結構年上が好きなんだよね。落ちついた雰囲気の人ってゆーかさ、レオってガキじゃん?」

「そーかな…?」

マリカの言葉に、あたしはイマイチ納得が出来ず、曖昧に答えた。

「そーだよ。…それにあたし、好きな人いるし///」

「えっ!?」

マリカの言葉に、あたしはびっくりした。

だって、そんなの初めて聞いたから。


「いつから?誰?あたしの知ってる人?」