幽霊〜ゴースト〜ストーリー

再び帰路についていた途中

「あ…そういえば」

いのッチが何か思い出したかのような口調で話し出した。

「さっきあの女の子達早川さんって名前出してたよね?」

女の子達…って
さっきの小学生達だよね。

「そういえば早川さんって名前出てたね」

私が言うと再びいのッチはやっぱりという感じで話し始めた。

「私の隣の家が早川っていってね。そのウチのお母さんとウチのお母さんが友達でさ。
なんか…娘さんが昨日から学校に行くのを拒んでるんだって」

「えー何でかしら?」

「何かね…悪魔に殺されるから行きたくないって…」

「「悪魔!!?」」

悪魔って…。

「何じゃそりゃ…」

「いや、私もそう思ったんだけど…
何かマジっぽいんだよね」