幽霊〜ゴースト〜ストーリー

2〜3分して沙羅ちゃんが玄関から出てきた。

「香苗ちゃん!遅れてごめんなさい」

ハァハァと息を切らしている沙羅ちゃん。

きっと無理して急いだんだろうな…。

「ごめんね沙羅ちゃん。急に呼び出して…」

「ううん。いいの。私も気になったから」

沙羅ちゃんもきっと朝のニュースを見たんだと思う。

「いのッチのところに行くんでしょう?早く行きましょう」

沙羅ちゃんが私の手を引っ張って走り出した。


そして二人全速力で走っていのッチの家に向かった。