幽霊〜ゴースト〜ストーリー

〜翌朝〜

「香苗ー!早く起きなさい!!朝ご飯出来たわよ!」

朝からお母さんの怒鳴り声。

(いちいち言わなくても今起きようと思ってたのに!)

私は布団から出て時計を探した。

「6時45分…。
何だまだ7時じゃないじゃん…」

私は低血圧だから朝に弱いの。

洗面所に行って顔を洗い、歯を磨いて台所に行った。

「おはよー…」

お母さんはお茶をいれていた手を止めてこちらに向き直り
「おはよう。早くご飯食べちゃいなさい」

と微笑んでくれた。