「私も、お休みの邪魔しちゃうといけないので、帰りますね…。」 先生の肩まで布団をゆっくり掛けると、 「もう帰んの…?」 まるで“帰らないで欲しい”と訴える先生の瞳に、ドキン…と心臓が跳ねる。 「私が帰らないと、先生…ずっと起きていそうですから…。」 そう言うと、目を閉じて少し頬を膨らませながら拗ねる先生。 そんな顔されても、帰りますからね…。 先生には早く治してもらって、元気になって欲しいから…。