先生…学校から帰って来たのかなあ…? ぼんやりと座っていた私は、ふと近くにあった公園の時計を見上げた。 19時ちょっと前…。 もしかしたら、お母さんから鍵を受け取って、家に帰宅してるかもなぁ…。 “ブルッ” それにしても、寒い…。 慌てて飛び出してきたから、コートも着て来なかったし、手ぶらで来ちゃったんだよね…。 ――…そんな時、頬に冷たいものが触れた。