「今日は俺が幸歩の家に泊まりに行こうかな。」 えっ!? ニヤリと笑いながら、低い声で囁くように話す先生に私は固まってしまった。 先生……、何気に大胆なこと言ってるよね…!? 「えっと…明日は学校ですから、それはちょっと…」 「分かってるよ。そんなにアタフタするなって。」 「だって、先生が急に泊まるって言うから……。」 俯こうとする私の顎を先生は上に向かせると、微笑んでから唇を重ねた。