先生にキス〈4〉

一瞬、何が起こったのか分からなかったけど、後ろからかかる吐息、温もりで、すぐに状況は理解できた。

私…何故か先生の両足の間に座ってるんですけど…!!


慌てて、立ち上がろうとしたけれど、すぐに後ろから回ってきた先生の手に阻まれて、立てないどころか身動きもほとんどとれなくなってしまった。



「まだ“おやすみ”するには早いんじゃないの?」


低く囁く声に一気に心拍数が上昇する。