先生にキス〈4〉

私はベッドから毛布を手繰り寄せると、しゃがみ込んで、眠っている先生にそっと掛けた。


本当はベッドで、ちゃんと寝る方がいいとは思うけど、起こしちゃうのも悪いし、一晩くらいなら大丈夫だよね…。



「先生、おやすみなさい。」


声にならないくらい小さな声で先生に言った。


私…どうしようかな…。


先生も寝ちゃったし、私がベッドで寝るってのも悪いよね…。


持ってきたバッグのところに行こうと立ち上がると、

グイッ……


「へ!?」