姫と王子と愛する2人

姫希さいど









「…あ、もう学校始まってる…」







あたしは大学の講義に出る気にもなれず、


ただ家のソファに寝っ転がってぼーっとしていた。









~♪






「…龍!?」





あたしは慌てて携帯をとった。




「っもしもし!?」




「…あーっと…俺…祐。」




「…あ、ごめん…祐か……」




「その様子じゃ…まだ、帰ってきてないのか?」




「うん…。昨日、一緒じゃなかったの?」




「一緒だったんだけど、


途中で居酒屋で寝てる龍を
ほったらかして帰ってきちゃって…」




「じゃ、今も…?」





「いや…。さっき電話はいって…」






「どこにいるの?」





「それがわかんないんだよね~。
あいつ、なにも言わないから。」





「そっか…。ありがと。」






「姫ちゃんもあんまり責めないでね?

なんかあいつなりに悩んでるみたいだから。」






そこで祐との電話は切れた。







…龍が…悩み事?