「今日から高校生だな。おめでとう。」 「……。」 「父さん達の事は何も気にしなくていいから頑張りなさい。」 「………。」 「それじゃ、また電話する。」 「…ん。」 ……また、か。 受話器を直し洗面所へ向かう。 「酷い顔。」 私は一人そうはいて顔を洗った。 洗面所からでると寝室のクローゼットから真新しい制服を取り出した。 まだシワ一つない制服の袖に腕を通し綺麗に揃えられたスカートに着替える。 髪を整え、軽く化粧をする。 8時20分。 もう出なきゃ。 新しいローファーを履き部屋を出た。