ある日、我が家で、お友達のバ―スデ―パ―ティ―を行っていた日のこと。

みんなで、一品ずつ持ち寄りのパ―ティ―で、かなり盛大に繰り広げられた。

ハッピーバ―スデ―ソングや、垂れ幕のようなものも用意され、かなり手の込んだパ―ティ―だった。

誕生日の友人が来るまで、私達は様々な作戦を練っている時に事件が起きた。

友人の一人が、

なんか、あそこに黒い物体飛んでない?!

ボソッと、言った。
っえ、何?!

辺りは一瞬、動揺した。

ふり返ったが、特に何も見えなかった。
すると友達が、

ハチじゃない?!

もう一度、後ろを振り返ると、ものすごく大きな黒いハチがいた。

ブ―――ン、ブ―――ン、

っと、居間の中を音を立てて、飛び回っていた。

尋常なない大きさ。
真っ黒で、気色悪い。

友人は、一斉に悲鳴をあげた。

キャ―――――――――――――――!
隣りに座っていた友人は、失心していた。

本当に、無理無理。。。

半べそをかいていた。

せっかくのバ―スデパ―ティ―が、ハチの襲撃現場に巻き込まれた。

パ―ティ―どころの話しではなくなり、このハチを退治しなければ。。。

そんな思いで、私は彼と戦った。

まず、このハチを殺すことはとても怖くて出来ない為、彼を外に逃がすことにした。

その為、彼を窓側まで追い込んだ。

そして、窓を開け、友人の声援を受け、ハチを外に誘導した。

みんな、必死だった。

いつものテンションを超えていた。

人は、恐怖に遭遇すると、こんなにも変わるのかと思った。
そして数分後、友人の声援と、私の誘導によって、ハチは外へと飛び立っていた。

一体感があった。

その後、何も知らない誕生日の友達が登場して、バ―スデ―パ―ティ―は、無事に進んだ。

我が家には、よくハチが入る。

今年も、同じようなハチが家の中に入った。

いったいこの家はなんなんだろう。。。
不思議でしょうがない。。。