ていうか、家?
なんで会長がこの鮎花とかいう女の子の家に?
ていうか、彼女?
この真面目一辺倒堅物会長に彼女??
……マジか。
てっきり真面目な会長は、俺と仲間(童貞)だと思ってたのに……。
勝手に思い込んで勝手に玉砕する俺なんて勿論気にも留めず、
「それはそれだ。決めるのは寿梨だからな」
会長の淡々とした声だけが生徒会室に響いていた。
「まぁまぁ。兄妹喧嘩しないでしないで」
こう言って仏頂面で睨み合う二人を乙部が宥め、寿梨もそわそわと二人を見つめている。
ていうか……、
「……兄妹?」
思わずキョトンとして呟いた俺に、扉の前に固まっていた全員の視線が集中した。
「なに言ってんの澪斗~。クールビューティな双子の君原兄妹って言ったら有名だよー」
双子の話はどうやら有名な話らしくて、憎たらしい顔で説明してきた那津に鼻で笑われた。
周りも今更……って顔に書いてて、なんかムチャクチャ恥ずかしいんですケド。
「自分が有名だと周りって興味無いのよ」
君原妹の鋭い言葉が追い討ちを掛ける。
混じりっ気無く図星で、返す言葉も浮かばなかった。

