寝る前まで不機嫌だと思ってたのに、起きたら告白されてキスされて……。
もう頭の中がゴチャゴチャで不明瞭でワケがわかんねぇよ……。
「……やっぱり信じられない?」
「いや……だって」
「だって何?」
「だって俺のことヘタレとか猫かぶりとか童貞とか散々に言ってた癖に……なんで」
テンパった頭を落ち着かせようとぶつくさと今までの不満を口にする煮え切らない俺に、
「だって好きな人はイジメたくなるんだもの」
「は、はぁっ!?」
「仕方ないわ。わたしを好きにさせた大城くんが悪いのよ」
淡々と言い放つ声色がどことなく弾んでるように聞こえるのはきっと錯覚じゃない。
「それに」
「…………」
「サンドイッチ嬉しかったから」
こう言ってはにかんで見せた君原妹に胸の奥がキューッと締め付けられた。
あぁ……もぅ。
苦手だ苦手だって思ってたのに結局俺は……この君原 鮎花の笑顔にときめいちゃってるんだ。
やっぱり俺って笑顔フェチなのか……。
今頃自覚するなんて俺ってバカ……。

