「絶対手は出すなよ! いいな?」
寿梨に教わった方法でたどたどしくもサンドイッチを作っていった。
料理なんて調理実習くらいでしかしたことないけど……。
この際、んなことは言ってられない。
自分で作るっていう俺の意志を汲んでか。
数歩離れたところから他のメンツが見守ってること30分。
「……まぁ、お世辞にも綺麗とは言えないけど」
「大城くんってホント見た目の割に不器用ね……」
「おまえら……もう少し言葉を選んでやったらどうだ」
「……頑張ったのは、伝わると、思う」
俺の奮闘も虚しく、かろうじてサンドイッチと呼べる代物が二つ完成していた。
それを見下ろしながら各々が励ましというか、慰めというか……を口にしている。
なんて言うか居た堪れない。
「と、とりあえず渡して来るから! 邪魔すんなよ!」
サンドイッチの出来の悪さと恥じらいで上気した頬を隠すように皿を持って調理室を飛び出した。
確かに見れば見る程不格好なサンドイッチだ……。
具はみ出してるし切った食パンは歪んでるし……。

