“病院まで送って行くよ”



なにもかも全て済ませ タクシーを待つ私に大和が後ろから声を掛けてくれた



“ありがとう”



“それに、チビチビの顔も見てないしな…”



“会ってあげて…シンにそっくりだから…”



“そっか”俯いてぐっと涙を堪える大和






それから私達はタクシーが来る間 ずっと黙ったままだった