ー親愛―





着替えを済ました後 二人で朝食を摂る




シンが旅立つ時間が刻々と迫るのに 何を話してイイのか分からない




“飛行機、13時だよね?”




“ああ、うん。ちょっと時間あるから、ちょっとホームのみんなに挨拶してくる”




そ、そうだよね。シンは私一人だけの人じゃないから……………。



だけど、こんな時だからこそ 少しでも長くそばに居たかった




“うん。気をつけてね”



笑顔で送り出す