ー親愛―





《もし、もう一度あいつに会えるなら…ちゃんと幸せか聞いてみたい。俺ができなかった幸せを自分の手でちゃんと掴めてるか、この目で見たい》




そう言いながら 遠い目をするシン




その横顔に見とれて おもわず頬にKissしてしまう




《なぁ…?》



《うん?》



《三上とは、切れたのか?》



《………………。》



《八重…このままでお前はイイのか?》



《…………………。》



《…………………。》




ただシーツの渇いた音だけが響く室内




《…そろそろ、出るか》






私達は、何も話す事なくホテルを後にした










事件が起きたのは それから三日後の事だった