ー親愛―




シン16才 施設長15才



シンと施設長、そして施設長のお父さんの三人は 外国へと向かう



施設長のお父さんの仕事上 外国をいろいろと飛び回ったらしい



外国を飛び回り、日本に戻り、施設長のお父さんは、この老人ホームを設立したらしい。



そして 外国でいろんな事をみてきたシンは、自分の足でもう一度世界が見たいと、18才の時に単身外国に行く



紛争の激しい国



自然の豊かな国



貧困で 何人もの子供達が亡くなっていく国





シンの話してくれた世界は 良い所も悪い所も、ひっくるめて 私と同じ地球上の世界



険しい顔をしたり 明るい顔をしたりするシンの顔は まるで万華鏡みたい



《シンは万華鏡みたいだね》



施設長が私に言った言葉



きっと 本当はシンに向けた言葉だったのかもしれない




世界を自分の足で見て来る。と、鳥のように自由に羽ばたくシンを 施設長は、うらやましかったのかもしれない




それぐらい 世界各国で自分が見て来た事を 私に話すシンは輝いていた



そんなシンを私もうらやましかったし 尊敬したし、愛おしかった