光雪学園2年4組……このクラスでもいじめが始まった。

数人の貴族が1人の奴隷に向かって暴言を吐いていた。


「お前らみたいな奴隷がここにいたら僕達まで下に見られるだろ?だからさっさとこの学園を出ていってくれないかな……?」

「そ、そんな事言ってもこの学園から出て行かないからな!」

「君にそんな事を言う権利なんてないんだよ。さっさとでてけ!」


貴族の青年は一方的に奴隷の青年に言っていた。そして貴族の青年は奴隷の青年に殴りかかろうとした。

その様子を見ていた1人の生徒は見ている事に我慢出来ず奴隷の青年の前に飛び出した。
貴族の青年は寸前で拳を止めた。


「おや?誰かと思ったらそこの奴と一緒の奴隷の頼城 涼輔(よりしろ りょうすけ)じゃないか……?何しに来たの?」

「お前らのやり方が気に食わなかっただけだ。いくらなんでもそんな事するのはやりすぎだろ……」

「やりすぎ?冗談だろ?お前らみたいな奴隷共は僕達貴族の命令さえ聞いとけばいいって事が分からないのか!?」


貴族の生徒は再び拳を振り上げ涼輔の頬を殴った。涼輔は奴隷の生徒を庇ったまま耐えていた。