その次の日、涼輔はテレビをつけてみた。そこには昨夜のあれだけの事があったにも関わらず、昨夜の事は何一つ放送されていなかった。テレビだけではなく、携帯のニュースにも、新聞にも載ってなかった。
涼輔は不思議に思いながら学校に向かった。教室に着くとそこにはもうすでに嬰治が来ていた。
「おはよ。嬰治」
「あ、あぁ。おはよ。涼輔」
やはり昨日の出来事があったのか嬰治はどこか気まずそうにしていた。そんな嬰治を見た涼輔は嬰治の腕を掴んだ。
「えっ!?涼輔……?」
「ちょっと屋上に来てくれ」
涼輔は嬰治の腕を掴んだまま屋上に向かった。屋上に着くと、嬰治の腕から手を離した。そしてそのまま嬰治の方を向き、言った。
「――俺……昨日の事があったからってお前と友達やめるのなんて嫌だからな!」
「涼輔!?で、でも、お前……!」
「確かに目の前で金森が殺されたのを見た時は驚いたけど、それでも俺は嬰治と友達でいたい!」
「涼輔……」
「何かよく分かんねぇけど、嬰治とはまだ離れちゃいけない気がするんだ!!」
涼輔の涙目で嬰治に訴えかけた。そんな涼輔を見た嬰治はゆっくりと涼輔の頭を撫でた。
「――俺も正直な所、お前とはまだ友達でいたいんだ。涼輔とはまだ離れちゃいけない気がするのは俺もだ……」
「じ、じゃあ!?」
「お前が良いならまた……友達でいてくれ……」
「もちろん!」
涼輔は涙を流しながら嬰治の手を握った。嬰治は優しく微笑みながら涼輔に言った。
「じゃあ、涼輔を信じるから、今日の放課後ちょっと一緒に来てくれねぇ?」
「放課後?分かった。でも何すんだ?」
嬰治は屋上のドアを開けてから涼輔の方を振り返り言った。
「――俺の仲間だよ。とりあえず教室に戻るぞ?涼輔」
「仲間って、ちょっと待てよ!!」
涼輔は不思議に思いながら学校に向かった。教室に着くとそこにはもうすでに嬰治が来ていた。
「おはよ。嬰治」
「あ、あぁ。おはよ。涼輔」
やはり昨日の出来事があったのか嬰治はどこか気まずそうにしていた。そんな嬰治を見た涼輔は嬰治の腕を掴んだ。
「えっ!?涼輔……?」
「ちょっと屋上に来てくれ」
涼輔は嬰治の腕を掴んだまま屋上に向かった。屋上に着くと、嬰治の腕から手を離した。そしてそのまま嬰治の方を向き、言った。
「――俺……昨日の事があったからってお前と友達やめるのなんて嫌だからな!」
「涼輔!?で、でも、お前……!」
「確かに目の前で金森が殺されたのを見た時は驚いたけど、それでも俺は嬰治と友達でいたい!」
「涼輔……」
「何かよく分かんねぇけど、嬰治とはまだ離れちゃいけない気がするんだ!!」
涼輔の涙目で嬰治に訴えかけた。そんな涼輔を見た嬰治はゆっくりと涼輔の頭を撫でた。
「――俺も正直な所、お前とはまだ友達でいたいんだ。涼輔とはまだ離れちゃいけない気がするのは俺もだ……」
「じ、じゃあ!?」
「お前が良いならまた……友達でいてくれ……」
「もちろん!」
涼輔は涙を流しながら嬰治の手を握った。嬰治は優しく微笑みながら涼輔に言った。
「じゃあ、涼輔を信じるから、今日の放課後ちょっと一緒に来てくれねぇ?」
「放課後?分かった。でも何すんだ?」
嬰治は屋上のドアを開けてから涼輔の方を振り返り言った。
「――俺の仲間だよ。とりあえず教室に戻るぞ?涼輔」
「仲間って、ちょっと待てよ!!」
