ポッカリと心に空気の層が出来た。
私は、その空気を取り除こうと、必死になった。
しかし、それは無理なことだった。
私には、その空気の重みが無いと
生きては行けない身体になってしまった
例え苦しくても
例えつらくても
その空気を絶対に抜いてはいけない。
何故ならそれは、
大切な記憶だから。

end