永遠の時間

「そんなことないわ。聖奈は、きっと幸せだった。あなたみたいな人に出会えて。だから、そんなに自分を責めないで」
聖奈の母親は言った。
「でも、俺・・・」
「朱夜くん、これ」
聖奈の母親が、手紙を渡した。
「これは?」
朱夜は手紙を受けとり訊いた。
「あの子が渡してくれって。旅立つ、一週間ぐらい前だったかしら」
母親は言った。
それから、少し聖奈の母親と話し、聖奈の母親は帰って行った。