永遠の時間

次の日。やはり夕希は冴歌を意識していた。
「夕希、何ジロジロ見てんの」
冴歌は言った。
「別に」
夕希は顔を逸らした。
「あっそ」
冴歌はなんだか寂しそうだった。
朱夜と聖奈は、そんな二人を見て笑った。
いつも四人でこんな風に居られたらいいのに。
ふとそんなことを思った。