放課後になり、朱夜は帰る準備をしていた。 「朱夜くん。帰ろ」 聖奈が朱夜の席に来た。 「冴歌と夕希は?」 朱夜は訊いた。 「二人とも帰ったよ。なんか、用事があるみたい」 聖奈は言った。 「そっか。帰ろっか」 朱夜と聖奈は、教室を後にした。