「じーん!」 唐突に神の言葉が遮られ、床を叩くようなバスケットボールの音が響く。 「誰、こいつ。神の女?」 「叶…、そういう言い方は良くないね。新しいヘルパーさんだよ」 こいつって… ていうか男子寮って知ってたら女子寮に変えて貰ってたのにー! 悶々と思考を巡らせていると、バサッと脱ぎたての服を渡される。 「なっ…!」 「ヘルパーだろ?…それ、練習で汚れたし洗濯しといて。俺はまだ自主トレがあるから」