部屋の奥から軽やかな足音が聞こえ、蓮を探す柔らかい声が聞こえてきた。 「蓮!あぁ…、どこに行ったのかと思った。もうすぐ寮長会議の時間……」 柔らかい声の主は、あたしの姿を見て、びっくりしたように立ち止まった。 「…はっ、はじめましてっ!新しいヘルパーの桃井絵里です!」 「あぁ…、そういえば今日だったね。はじめまして、新しいヘルパーさん。僕は綾瀬神だよ」 「じん、さん…」 優しそうなひと… それに蓮さんと同じくらい綺麗。