神城クンは、カフェの一番奥にいた。 やっぱりカッコいいなぁ・・ 「奏!」 ああぁ、もう呼んじゃったよ。 まだ心の準備が… 椅子から立ち上がった神城クンの視線は亮太クンからあたしに向いた。 「初めまして」 はぁ・・・初めましてかぁ。 そりゃそうだよね。今まで話したことなかったんだから。 「七瀬さん」 苗字で呼ばれたぁ・・ 何か少しショックかも。 まぁ、あたしも苗字で呼んでるしね。 お互い様だよ。