「琴音、おはよ!」
「はよ。」
あ…
言い忘れてたけど、私の名前は、琴音。
で、私にあいさつした子は鈴。
まぁ…私の親友、ってとこかな。
鈴「相変わらず愛想ないわね…そんなんじゃ、ココでも彼氏出来ないよ!」
琴「そんなのいらないよ(笑)」
鈴「……ホントに琴音は!せっかく高校生になったんだから、少しくらぃ…」
琴「もうわかったから!じゃあ、いつものとこ行ってくる!!」
鈴「ちょっと!琴音!!」
親にも、友達にも、みんなに言われるけど…
あたしは、愛想がない。
自分でも知ってる。
でも、あの時のあたしは、それで自分を守ってたから。
それ以外に、自分を守る方法を見つけ出せなかったんだ。

