いつも、一緒に通学していたことも。


いつも、一緒に喋っていたことも。




全部、全部、



奪われたんだ。




次の日から、私に対するいじめは続いていたけど、



何も、感じなかった。



泣くことも、怒ることさえも忘れるくらい、



あたしは絶望したんだ。



『琴音ー!!』


『大丈夫?』


『ありがとう!!』



美華の声がかけられる事がなくなってから3ヶ月。。



何も反応しないあたしに飽きたのか、誰も、何もしてこなくなった。



周りは、何事もなかったかの様に、あたしに話しかけて来る。



絶対に、許さないと思った。