「好きだよ、真紀。」

「私も・・・私も好きだよ・・・潤。」


そういって、私たちはやさしくキスをし、抱き合った。
こうやって抱きしめるだけで、凄く愛に満たされ、凄く・・・嬉しい・・・

まるでこの世の中で1番の贅沢をしているみたい。

指が、体全体がかすかに震えるような感じ・・・

毎日同じコトをしているのに、頬を真っ赤に染め、思わず笑みをこぼす。




好き、

大好き、

愛しい・・・



離れたくない、この潤の胸の中で・・・
永遠に・・・ずっとこのままがいいと、


何度願ったことだろうか、


私たちは離れた。

そして、別々で歩く。

潤と私の間は・・・数十M・・・。



コレには、一緒に居るだけの、

意味がある・・・



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