『スキ。』





『―ドアが閉まります。ご注意下さい…』




いやだ。


待って…


行かないでっ…



せめて、この気持ちだけ伝えさせてよっ




“待ってぇー!”


東京行きの電車に乗り込むキミにやっと手が届いた。