最近流行りのサイトで私は木村くんとよく絡むようになっていた。 明日は体育でバスケットボールがしたいとか、音楽のテストがあるねとか、本当に些細でちっぽけなこと。 楽しくて嬉しくて‥‥。 私の中の木村くんは大きくなっていたんだ。 でもそんなことには目を反らして、見ないフリして、自分を護ってたんだ。 私は最低だから。 最悪な女だからしょうがないって、本当馬鹿みたい。 でもやっぱりシュウトくんが好きと嘘をつくしかなかった。 自分を護るために。