『降下を志願する』

次々とシュガートの体を貫く弾丸。

それでも彼は銃を放さない。

ここで自分が倒れれば、デュラントは誰が守る?

その一心で、歯を食いしばって銃を保持する。

…その願いも虚しく。

「ぐあああぁぁあぁあぁっ!」

接近してきた暴徒の機関銃によって、シュガートは全身を蜂の巣にされた。

デザートカラーのアサルトスーツが鮮血に染まる。

最早戦闘ですらない。

嬲り殺し。

数百の暴徒の放つ銃弾、投石によって、シュガートの体はズタズタに破壊された。

怒れる民衆による制裁。

シュガートはその制裁を一身に受ける事となったのだ。