『降下を志願する』

崩れるように倒れるゴードン。

「ゴードン!!!」

シュガートが駆け寄るものの。

「……!」

ゴードンはピクリともしない。

弾丸は頭を貫通している。

即死だった。

これでシュガートたった一人。

一人きりでデュラントを守らなければならない。

ゴードンの死を悼んでいる暇もない。

残る武器を駆使して、ひたすらに暴徒達に応戦する。

しかし、それにも限界があった。

「がっ!」

暴徒の撃った弾が左肩に命中する。

「うぁっ!」

また命中。

今度は腹部だった。