『降下を志願する』

MSG-90だけでは足りず、護身用のハンドガンまで使用して、二人は暴徒達に応戦した。

遠距離の敵にはMSG-90、接近された時はハンドガンと使い分ける。

それでも対処はし切れない。

次々と襲い掛かってくる暴徒。

瞬く間に空になる弾薬。

「装填!」

シュガートが弾薬をまた装弾する。

それが終わらないうちに。

「装填!」

ゴードンも弾切れ。

弾薬の補給が間に合わない。

「ゴードン、拳銃の弾を!」

「これが最後だ!」

ゴードンが拳銃のマガジンをシュガートに投げ渡す。

その隙に。

「!!!!!」

暴徒の撃った弾丸が、ゴードンの眉間を貫通した。