『降下を志願する』

あまりのんびりと救出していられない。

多少強引に、シュガートはデュラントをコクピットから引きずり出す!

「ぐぁぁあぁぁっ!」

骨折した足の痛みに呻くデュラント。

シュガートは構わず、彼を付近の建物内へと移動させた。

「いいかデュラント」

シュガートが彼にマシンガンを握らせる。

「俺とゴードンが正面で暴徒を食い止める。お前は背後から敵が回りこんできたら、ここで援護しろ」

それだけを言い残し、再び戻ろうとする彼を。

「おい!」

デュラントは呼び止めた。

「救援部隊はどこだ?」

シュガートは振り向いた。

「『俺達』が救援だ」