「おれ…
お前とはもぅ付き合えないって言ったよな?」


莉子の手が止まる


「もぅお前のわがままに付き合えない

新しい恋をしろよ」



「いやよ」


「いやじゃねぇんだよ
俺はお前のこと友達としてしか見えねぇんだよ」


「いや
絶対いや
別れない」


動かず俺の目を直視する莉子が少し怖かったが、動じることなく話をした


「もともと俺らは友達だったじゃん
だからまた戻れば…」



「いや!
莉子の初ちゅぅも初体験も全部俊とだったのに!別れるなんていや!」



「駄々をこねるな」